インドで進むスマートシティー構想

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インドのモディ首相。国内100カ所にスマートシティーを建設する考えを示している

インドのモディ首相。国内100カ所にスマートシティーを建設する考えを示している

こうしたスマートシティーの建設は、未来型の都市計画として、インドだけでなく世界中に広がっている。インドの場合、既存の都市に新テクノロジーを適用する再開発型と、一から新たに建設する新都市型の2種類のスマートシティーを組み合わせる計画のようだ。

既に動き出した計画としては、インド政治と経済の要所をつなぐデリー・ムンバイ間産業大動脈構想(DMIC)がある。6州にまたがる地域を貨物専用鉄道でつないだ上で、ハイテク化された産業圏を作り出す計画だ。

そのために経済特区を設定し、盛んに外資を誘致している。DMICの場合、1000億ドル(約10兆円)規模とも言われる開発総額のうち、26%は日本からの投資だ。

インドでスマートシティー構想が急ピッチで進んでいる背景には、拡大する都市人口をめぐる問題がある。

コンサルティング大手のマッキンゼーが2010年に行った調査によると、08年の時点で3億4000万人だったインドの都市人口は、30年までに5億9000万人に増大する見通し。急増する都市人口を吸収するためには、計算上では毎年、ムンバイ相当の規模の都市を新たに建設し続けなければならない。

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