ダウン症の男児引き取った代理出産母に支援の手

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ダウン症の赤ちゃんを代理母が引き取り

(CNN) 代理出産で生まれた男女の双子のうち、男児はダウン症だった。依頼人のオーストラリア人夫妻は女児だけを引き取っていった――。男児を育てることにした代理母のタイ人女性に、世界から支援の手が差し伸べられている。

ギャミー君と女児は昨年12月に誕生した。出産したパッタラモン・チャンブアさんは6歳と3歳の子どもを抱え、屋台で食べ物を売って生計を立てている。

「若くないので双子は育てられない」――パッタラモンさんは依頼人からそう告げられたという。

オーストラリアのABC放送は4日、「医師からは女児のことだけ聞かされていた」という実父の言葉を報じた。

しかしパッタラモンさんはCNNとのインタビューで、「そんなはずはない」と反論した。「女の子が退院した時、母親から男の子を育ててくれないかと頼まれた。どうして知らなかったなんて言えるのか」「あの人たちはこの子に見向きもしなかった。女の子の隣のベッドで眠っていたのに、ミルクやおむつを買ってあげようともしなかった」と、怒りをあらわにする。

肺炎を起こしたギャミー君の入院先の病院で、パッタラモンさんはこれまでの経緯を語った。「ダウン症のことは妊娠7カ月の時に知らされた。処分しろと言われ、もう1人の赤ちゃんだけを助ける方法があると聞かされたが断った。それは罪だから」と振り返る。

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