ローマ法王、児童の性的虐待問題で謝罪

2014.04.12 Sat posted at 16:10 JST

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(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は11日、カトリック聖職者による児童らへの性的虐待問題に関連し、「個人的に許しを乞いたい」と謝罪の意を表明した。また、虐待を犯した者は処罰を受けなければならないとも述べた。

バチカン放送局によると、国際的な児童保護運動などを進めるカトリック教の非政府組織(NGO)の代表者に語った。性的虐待問題に関する同法王のこれまでの発言の中で最も強い調子の非難をにじませたものともなっている。

米国に本部がある聖職者による虐待被害者の連絡団体は、法王が虐待の実行者への処罰に触れたのは初めてとみられると指摘。ただ、言葉ではなく今後の行動が必要とも釘を刺した。

フランシスコ法王は、教会は虐待の被害を承知しているとし、この被害は聖職者によってもたされた個人的かつ倫理的なものであると指摘。その上で虐待問題への対処では1歩たりとも後退しないとの決意を示した。

同法王は今年3月、イタリアの地元紙コリエレ・デラ・セラとの会見で性的虐待問題への対応に触れ、「カトリック教会は多分、透明性と責任を持って行動した唯一の公的組織」との考えを表明。「しかし、攻撃を受けたのは教会だけだった」などと弁護的な発言もし、虐待の被害者らから非難されていた。

国連の委員会は今年2月、カトリック聖職者による児童への性的虐待についての報告書を発表し、この問題に対するバチカンの対応は不十分と批判。教会は犠牲者への配慮より自らの組織防衛を重視していると切って捨てていた。

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