不明マレーシア機、乗客に不審な点なし 警察

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マレーシア機不明、乗員乗客の調査進む

クアラルンプール(CNN) マレーシア警察は2日、行方不明になっているマレーシア航空機の乗客227人全員を調べた結果、同機の乗っ取りや破壊工作にかかわったり、精神的問題などを抱えていたと思われる人物は見つからなかったと発表した。

パイロットの自宅から押収されたフライトシミュレーターからも犯行をうかがわせるような内容は見つからず、乗員10人の発言にも不審な点はなかったという。

同機が消息を絶ってから27日が過ぎた今も、同機に何が起き、どこに行き着いたのかを示す確固たる手がかりは見つかっていない。

オーストラリア海上保安局(AMSA)によると、同国西部沖のインド洋では3日も航空機8機と、英国の潜水艦1隻を含む船舶9隻が出動して捜索に当たる。

キム・ビーズリー駐米オーストラリア大使は、「いつまでかかろうと捜索は続ける」「何カ月も、何年もかかるかもしれない」との見通しを示した。

マレーシア航空は今回の事態を受けてコックピットの安全管理規定を強化する方針だ。関係者が2日にCNNに語ったところでは、パイロットがコックピットで1人になることを禁止して、機長と副操縦士のいずれかがコックピットを出る場合は、客室乗務員が入ることを義務付ける。

国際航空運送協会(IATA)のタイラー事務局長も、商用機の追跡方法について検討する作業部会を設置し、12月までに結論を出すと表明した。

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