イタリア首相が辞任、指導力への不満高じ 政情にまた暗雲

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ローマ(CNN) イタリアの大統領官邸は14日、レッタ首相が辞意を表明、ナポリターノ大統領がこれを受け入れたとの声明を発表した。中道左派の与党・民主党のレンツィ書記長が後継首相として有力視されている。

レッタ首相は13日に退任の意向を示していた。昨年4月の政権発足から1年もたっておらずイタリアの政情はまたも波乱含みとなってきた。レンツィ氏は数カ月前に同党書記長に就任していた。

民主党は首相の辞任表明に先立ち会合を開き、改革推進や政権維持を図るため政権の刷新が必要との結論に達し、レッタ氏の辞任を暗に求めていた。

同党内では改革遂行が遅延し、行動の決断力に欠けるとしてレッタ氏への不満が高じていた。ただ、中道派寄りとされるレンツィ氏が首相に就任しても、党内左派の反発が予想され、円滑な新政権発足が可能かは不透明となっている。

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