ベルギーで子どもの安楽死認める法可決

難病の子どもや家族、安楽死と向き合う

ベルギー・ブリュッセル(CNN) ベルギー下院は13日、18歳未満の子どもにも安楽死を認める法案を86対12(棄権12)の賛成多数で可決した。

法案は昨年11月に上院を通過しており、国王の署名を経て成立する。

ベルギーでは2002年に成人の安楽死を認める法律が成立。当初の法案では未成年も対象となっていたが、政治的理由で先送りされた経緯がある。

今回の法案は、安楽死の意味を理解でき、保護者の同意があるといった条件を満たした場合にのみ、18歳未満の未成年者にも「死ぬ権利」を認めるというものだ。

だが法案に対しては、強い批判の声も出ている。13日には175人の小児科医が連盟で、さらなる検討を求める公開書簡を発表した。

この公開書簡では、法案は「存在しない要求に応える」もので、終末期の子どもの親が自発的な安楽死を求める例などめったにないとし、医学の進歩によって効果的な緩和ケアが可能になった今、終末期の子どもが苦痛にさらされる心配もないとしている。

また公開書簡のなかで医師らは、「死ぬ権利」を未成年者に拡大すれば家族をさらに苦しめるだけで、子どもが安楽死をどれほど理解しているかを客観的に判断するのも困難だと指摘している。

一方で法案に賛成する専門家もいる。ブリュッセル自由大学の小児科医ゲルラント・ファンバルレア医師は、これまでも子どもの安楽死は水面下で行われており、グレーゾーンだったものが合法化されるだけだと指摘する。

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