民家から人質73人を救出 メキシコ北部

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メキシコでは移民などの拉致事件が相次いでいる

メキシコでは移民などの拉致事件が相次いでいる

(CNN) メキシコ北部タマウリパス州レイノサの民家で2日までに、バス車内やバス停から拉致されたとみられる人質73人が見つかり、警察に救出された。

警察によると、民家にはメキシコ人37人と、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドルの出身者計36人が監禁されていた。この中には未成年者6人が含まれていた。

4カ月前から監禁されていた人もいれば、4日前に拉致されたばかりの人もいた。警察によれば、米国へ移民しようと国境へ向かう途中で拉致されたケースがほとんど。犯行グループは人質の家族らに身代金要求の電話をかけていたという。一部の人は、監禁中に暴行や強姦(ごうかん)の被害を受けたと話している。

同市内を巡回していた連邦警察の警官が9月30日、不審な車を発見し、尾行してこの民家にたどり着いた。民家に近づくと、中から助けを求める声が聞こえたという。警察は車に乗っていた男2人と、見張り役とされる1人を逮捕した。

現場周辺では最近、似たような拉致事件が相次いでいる。今年6月には近くの町で、国境を越えようとして拉致された人質165人が見つかり、当局に救出された。7月にもレイノサで81人が救出されていた。

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