鳥インフルの死者9人に 家庭内で複数感染のケースも

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香港(CNN) 中国で鳥インフルエンザ(H7N9型)感染が拡大している問題で、国営新華社通信は9日、死者がさらに2人増え、9人になったと伝えた。人から人へ感染する可能性が懸念されるなか、世界保健機関(WHO)は、同じ家族から複数の患者が出たケース2件を調査している。

新たに死者が報告されたのは、東部の安徽省と江蘇省。感染者は計28人となった。

感染例は今のところ、上海市をはじめとする中国東部一帯に限定されている。同市では感染者13人のうち、5人が死亡した。市当局はこれまでに卸売市場の鳥10万羽を処分し、生きた鳥の売買を恒久的に禁止する措置も検討している。江蘇省の南京市では9日以降、生きた家畜と鳥の売買が一切禁止された。

WHOの報道担当者によると、家族の中で複数が感染した可能性のあるケースは、上海市内と江蘇省で1件ずつ見つかった。上海市の例では家族3人が同じような症状を訴え、うち1人はH7N9型の感染が確認された。この患者ともう1人はすでに死亡している。

新華社は同担当者の話として、3人が全員感染していた場合も家族間の接触でうつったとは断定できず、同じ環境の中で別々に感染した可能性もあると説明。「現時点で人から人への持続的な感染を示す証拠はない」と伝えている。

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