北朝鮮核実験、爆弾を軽量化か　日米らが非難声明

オバマ米大統領は「非常に挑発的な行為だ」と非難し、北朝鮮の核ミサイル計画は「米国の安全保障、国際平和への脅威だ」と指摘した。

中国は１２日、核実験に「断固反対する」との立場を表明した。同国外務省の声明は北朝鮮に対して、非核化の約束を守り、事態をさらに悪化させる行動を慎むよう強く求めた。

米地質調査所（ＵＳＧＳ）は、核実験によるとみられる揺れの規模をマグニチュード（Ｍ）４．９からＭ５．１に上方修正した。震源の深さは約１キロとされる。

韓国国防省の報道官によると、爆発の規模は６～７キロトンと推定される。０６年の核実験では１キロトン足らず、０９年は約２キロトンだったとみられる。広島の原爆は１５キロトンだった。

北朝鮮は昨年１２月、「人工衛星の打ち上げ」と称して長距離弾道ミサイルの発射実験を強行。今年に入り安保理が制裁決議を採択したことに反発し、核実験の実施を予告していた。金総書記の誕生日が１６日だったことから、これに合わせて実施される可能性が指摘されていた。北朝鮮と友好関係にある中国は、９日から春節（旧正月）の休暇に入っている。