中国、高級品のCM禁止 「誤った価値観」助長で

中国政府が高級品のCMを禁止に

中国政府が高級品のCMを禁止に

香港(CNN) 中国政府は旧正月に当たる春節に合わせて、国営ラジオとテレビでぜいたく品のCMを流すことを禁止した。所得格差に対する不満の高まりを抑えるとともに、ぜいたく品の供与を通じた腐敗を食い止める狙いがあるとみられる。

国営新華社通信によると、同国国家広播電影電視総局(SARFT)は、ぜいたく品のCMが「誤った価値観を広め、悪い風潮の醸成を助長した」と判断。高級時計や金貨、希少切手などのCM禁止を通達した。

この発表を受け、バーバリーやLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンといった高級ブランド、宝飾品メーカー世界大手の周大福などの株価は軒並み下落した。

中国の高級品市場規模は2012年に日本を抜いて世界最大となった。米コンサルティング会社マッキンゼーの予想では、15年までに市場規模は270億ドルに達し、世界の売上高の5分の1を占めるようになる見通しだ。

同国指導部は、指導層が一般国民からかけ離れたイメージを持たれるのを防ぐため、中国共産党関係者などに対し、目立たないライフスタイルを心がけるよう促している。

中国国家統計局が先月、10年ぶりに発表した数値によれば、国民の所得格差の程度を示すジニ係数(0~1で示され、1に近づくほど格差が大きい)は0.474だった。一方、西南大学が2012年12月に実施した独自調査では、ジニ係数を0.61とした。

国連は、0.40を超すジニ係数を社会不安の兆候と位置付けている。

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