フランス軍がマリ北部を空爆、14日に安保理会合

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これに対してフランスとマリの軍当局者は、攻撃は武装勢力の拠点を標的としており、民間人は標的にしていないと説明した。13日の空爆で死傷者が出たかどうかは分かっていない。

北部の都市ガオの住民は、イスラム武装勢力の拠点付近でジェット戦闘機の爆撃音が聞こえたと証言。ガオと武装勢力の拠点を結ぶ道路上に複数の遺体が横たわっているのを見たという男性は、「遺体は逃げようとしたイスラム勢力の戦闘員のものだと思う」と話した。

マリ国営テレビが政府の発表として伝えたところでは、武装勢力側はコナの戦闘で11人が死亡、約60人が負傷している。一方、ルドリアン国防相によれば、11日にコナ付近でテロ組織に対する空爆作戦に参加していた仏軍ヘリコプターのパイロット1人が死亡した。

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)はコートジボワールのアビジャンで緊急会合を開き、安保理決議に基づくマリへの派兵について協議する。派兵規模は3500人程度となる見通し。安保理は12月にマリに対する軍事介入を承認している。

マリ大統領府は13日に短文投稿サイト「ツイッター」への投稿で、カナダと英国、米国が後方支援の提供で合意したと明らかにした。英首相府は、外国の部隊および装備の迅速な輸送を支援するため、後方軍事支援を提供することで合意したと発表。米軍関係者は12日、後方支援やフランスへの情報提供などを含め、対応を検討していると語った。

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