西アフリカ諸国、マリのイスラム過激派掃討へ部隊派遣を了承

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ナイジェリア・ラゴス(CNN) 西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は11日にナイジェリアで開いた緊急首脳会合で、マリ北部を制圧したイスラム過激派掃討のため、3300人の部隊を派遣することを了承した。

ECOWAS広報によれば、部隊派遣のためには、さらにアフリカ連合(AU)安全保障理事会と国連安全保障理事会の承認を得る必要がある。国連は10月12日に、マリ北部の武装勢力に対し、人権侵害と人道違反の停止を求める決議を採択している。

ECOWAS首脳会合で採択された声明は、引き続きイスラム反政府勢力との話し合いによる解決を望むとしながらも、「国際的な平和と安全を脅かすテロリストや国際犯罪組織を撲滅するためには、武力行使が避けられない」と指摘した。

部隊は主にナイジェリア、ブルキナファソ、ニジェールから派遣し、国連の承認から1年間の駐留を提案している。

マリでは3月のクーデターで、国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘されるイスラム武装勢力が、中部の歴史都市トンブクトゥと北部を制圧。イスラム法による厳格な支配の下、世界遺産に指定された霊廟(れいびょう)を破壊し、各国から非難されていた。

ECOWAS首脳会合ではまた、ギニアビサウ情勢についても話し合った。ECOWASはAUに対し、ギニアビサウの暫定政府承認を促すとともに、同国内の暴力を批判し、国連や欧州連合(EU)が参加する合同調査団の派遣を求めている。

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