インド北部でバス転落事故 41人死亡、17人重体

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ニューデリー(CNN) インド北部の山岳地帯ヒマチャル・プラデシュ州で11日、バスが崖から約60メートル下に転落し、当局によれば、少なくとも乗客41人が死亡、17人が重体となっている。

当局によると、事故は午前8時45分ごろ、ヒマチャル・プラデシュ州のチャンバで発生したという。すでに事故原因の究明が命じられているが、地元当局は、事故を起こしたバスは定員を大幅に超過していたようだとしている。

インドの副道路輸送・高速道路相トゥシャー・チャウダリ氏は昨年12月、議会で自動車事故と運転手の過失に関する演説を行った。その中でチャウダリ氏は、国際道路連盟(IRF)の2010年の世界報告書に触れ、インドは08年の交通事故による死亡者数が世界でトップであり、次いで中国、米国だったと語った。

今やアジア第3の経済大国のインドだが、インフラ面では課題を抱えている。インド当局によると、同国はさらなる経済発展のために、向こう5年間さまざまな分野で少なくとも1兆ドル(約78兆円)のインフラ投資が必要になるという。

インドのシン首相は今年6月、年内に9500キロの道路建設と4000キロ以上の道路整備を行う計画を発表した。

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