旅客機の着陸装置に不具合、乗員乗客が避難　米デンバー空港

（ＣＮＮ） 米コロラド州のデンバー国際空港で２６日、アメリカン航空の旅客機が着陸装置に関する可能性のあるトラブルに見舞われたため、乗客乗員が機外へ避難する出来事があった。米連邦航空局（ＦＡＡ）が明らかにした。

アメリカン航空の発表によれば、この機体は離陸前にタイヤに関連する「整備上の問題」を経験した。

空港によると、緊急対応の要員とデンバー消防局が現場に駆けつけ、乗客らは滑走路上で避難した。

現場で５人が診察を受けたほか、別の１人が搭乗口で診察を受けた後、軽傷で病院に搬送された。

問題の機体はボーイング７３７ＭＡＸ８型機で、午後２時４５分ごろ、乗客１７３人と乗員６人を乗せてマイアミ国際空港に向けて出発する予定だった。

アメリカン航空は「すべてのお客様と乗員は安全に機外へ降り、機体は整備チームによる点検のため運航を停止しました。職員のプロ意識に感謝するとともに、お客様にはご不便をおかけしたことをおわびします」とコメントした。

乗客らは代替機で同日中にマイアミへ出発する予定だという。ＦＡＡがこの事案について調査を進めている。