副大統領候補討論会、初めてマイクが消音に ハイチ移民めぐるテーマで
(CNN) 11月の米大統領選に向けて、CBSが1日(日本時間2日)に開催した副大統領候補による討論会で、ハイチ移民の合法的な入国を認めるプログラムに関するやり取りの最中に、司会がマイクを消音にした。マイクの音を切ったのは今回の討論会では初めてだった。
討論会には、民主党の副大統領候補ティム・ウォルズ・ミネソタ州知事と、共和党の副大統領候補J・D・バンス上院議員が参加した。
司会が次のテーマに移ろうとするなか、バンス氏がプログラムの合法性について反論した。さらにウォルズ氏が口をはさんだところで、司会がマイクを消音にした。
バンス氏をはじめとして共和党は、オハイオ州スプリングフィールドで、ハイチ系の移民が住民のペットを食べているといった誤った主張を広め、誤情報をあおり、町に混乱をもたらしている。
スプリングフィールド市のウェブサイトによれば、クラーク郡には約1万2000~1万5000人の移民が住んでおり、ハイチからの移民は、市民や合法的な居住者がハイチからの家族を米国に呼び寄せるために申請できるプログラムの一環として、合法的に町に滞在している。