ガザ沿岸の桟橋建設や本格運用まで1〜2カ月、米国防総省

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家族のための食べ物を入手するための支援物資配布の列に並ぶ子どもら=2月、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Abed Zagout/Anadolu/Getty Images

家族のための食べ物を入手するための支援物資配布の列に並ぶ子どもら=2月、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Abed Zagout/Anadolu/Getty Images

(CNN) 米国防総省は10日までに、バイデン米大統領が7日の一般教書演説で表明したパレスチナ自治区ガザ地区沿岸での桟橋建設に触れ、全面的な運用に至るまで少なくとも1カ月、おそらくは2カ月の期間を要するとの判断を示した。

浮体式の桟橋やそこからガザの陸地へつながる道路の建設には米軍兵士ら最多で1000人が必要となる可能性にも言及した。桟橋の運用は米政府が担い、接続道路を含めた建設工事は海軍や陸軍兵士らが加わる米軍が進めるとした。

桟橋などは人道危機が深まるガザ地区に救援物資を搬入させるための海上回廊の開設計画の一環。海上回廊を使う国は多数になるとみられている。

米政府当局者によると、桟橋からの道路が延びるガザ陸地で支援物資を受け取り、地区内で配給する作業の責任者や関与する国などの選定については米国が調整を図っているとした。

バイデン氏は先の演説で、米軍兵士がガザに上陸することはないとも指摘。桟橋の治安維持についてはイスラエルの役割になるだろうとも述べていた。

一方、中東などを管轄する米中央軍は9日、ガザ沿岸での桟橋建設に使う最初の機器や資材などを積んだ米陸軍の兵站(へいたん)支援船が米バージニア州ラングレー・ユースティスウェーデン統合基地を出港したと発表した。

地中海東部へ向かうと述べた。

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