ガザに支援物資搬入の港設置へ バイデン米大統領が軍に指示

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ホワイトハウスでの会合で発言するバイデン氏=5日、首都ワシントン/Howard/Getty Images

ホワイトハウスでの会合で発言するバイデン氏=5日、首都ワシントン/Howard/Getty Images

(CNN) 米政府高官は7日、バイデン大統領がパレスチナ自治区ガザ地区に人道支援物資を搬入するための港を整備する計画を発表すると明らかにした。同日夜の連邦議会での一般教書演説で表明する見込み。

政府高官によると、バイデン氏はガザ地区の海岸に港を整備する緊急の任務を指揮するよう、米軍に命じると表明する。食料や水、医薬品などを積載した大型の船舶が着岸できるようにするのが狙い。

別の高官は、港には仮の埠頭(ふとう)が整備され、「トラック数百台分の支援物資を毎日搬入できる見込み」と明らかにした。こうした支援活動はイスラエルや国連、人道支援活動を行う非政府組織との調整のもとで行われる。同高官は最初の支援物資がキプロス経由で搬入される予定だと明らかにした。

整備する港がいつから稼働するのかは現時点では不明。高官の1人は「この大掛かりな人道支援の計画と実行には何週間もかかる」とし、任務を担当する軍部隊はすでに現地入りしているか、間もなく向かうとの見方を示した。

イスラエルがガザ地区への支援物資搬入を厳しく制限しているため、ガザでは食料が極端に不足するなど人道危機は深まっている。

米当局者は陸路での支援物資搬入が「最も効率的で、費用対効果の高い方法」だと考えているが、バイデン氏の港設置の命令は事態が急を要していることを示している。

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