トランプ氏、選挙戦演説モードで5分話す 判事が制止 NY州詐欺訴訟の最終弁論

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民事詐欺訴訟の最終弁論の場に姿を見せたトランプ氏=11日、ニューヨーク州裁判所/Stapleton/Pool/Reuters

民事詐欺訴訟の最終弁論の場に姿を見せたトランプ氏=11日、ニューヨーク州裁判所/Stapleton/Pool/Reuters

(CNN) 米ニューヨーク州裁判所で11日に開かれたトランプ前米大統領らに対する民事詐欺訴訟の被告側最終弁論が終わる際、トランプ氏が被告側の机から約5分間にわたり話し続け、判事が制止する場面があった。

判事は前日、トランプ氏が同訴訟の最終弁論で発言しない見通しであることを明らかにしていた。関係者の書簡によると、トランプ氏側が陳述を希望する場合に設定された条件に同意しなかったという。

だが、トランプ氏の弁護士が最終弁論の場で、トランプ氏に2、3分発言を許すようアーサー・エンゴロン判事に再度要請。判事はトランプ氏に対し、本件の事実についてのみ話すと約束できるかと尋ねた。

トランプ氏は被告側の机から「裁判官、この事件は単なる事実の外側にまで達していると思う」と答え、発言を続けた。発言内容は公判中にトランプ氏が公の場で語った内容と同様だった。

「財務諸表は完璧で、私たちに不利な証人はいないというのが事実だ。銀行は自分たちの金銭がすべて返済され、すばらしい貸し付けだった」

「これは政治的な魔女狩りだ。我々が損害賠償を受け取るべきだ」

「私は無実の男で、公職に立候補する誰かによって迫害されているという状況にある。あなたはその範囲の外に進む必要があると思う」

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