米サウスウエスト航空機、乗客が非常口を開いて翼の上へ

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乗客が非常口開き翼の上へ、地上職員に制止 米

(CNN) 米ルイジアナ州ニューオーリンズのルイ・アームストロング国際空港で、サウスウエスト航空の旅客機に搭乗した男性が非常口のドアを開いて同機の翼によじ登る騒ぎがあった。当局が明らかにした。

同州ジェファソン郡保安官事務所によると、26日に同空港で38歳の男性が非常口のドアを開け、翼を伝って飛び降りる騒ぎが発生。当時同機は静止していてまだゲートを離れていなかった。男性は地上職員に制止され、駆け付けた警官に引き渡された。

同機に搭乗していたゼッド・ウェブスターさんは、2人の乗客が言い争うような声が聞こえ、けんかが始まるかもしれないと不安になったとCNNに証言した。

ウェブスターさんがスマートフォンを取り出して動画の撮影を始めた直後、この乗客が非常口のロックを外して窓から飛び降りたという。

ウェブスターさんの動画には、数人の乗客が同機を脱出して搭乗ブリッジから逃げる様子が映っている。その後、同航空の職員と思われる人物が搭乗ブリッジから地上に飛び降り、同僚に手を貸して乗客の男性を取り押さていた。

保安官事務所によると、現場で対応した警察官に対してこの男性は訳の分からないことを話し、自分の状況を認識していない様子だった。男性は近くの病院に運ばれて現在も入院しており、精神衛生問題を抱えていたようだと保安官事務所は説明している。

男性が機内に何かを残した形跡はなく、武器なども所持していなかった。地元当局が立件する予定はなく、捜査は連邦当局に引き継がれた。この騒ぎによる負傷者はなかった。

サウスウエスト航空の便は別の機体を使い、2時間遅れで出発した。

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