米つなぎ予算案、上院も可決 バイデン氏の署名で成立

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米政府の予算切れを回避する超党派のつなぎ予算案が期限直前に上院で可決された/Nathan Howard/Getty Images

米政府の予算切れを回避する超党派のつなぎ予算案が期限直前に上院で可決された/Nathan Howard/Getty Images

(CNN) 米政府の予算切れを回避する超党派のつなぎ予算案が30日夜、期限直前に上院で可決され、バイデン大統領の署名を経て成立した。

つなぎ予算案は同日、下院を通過していた。

上院では88対9の賛成多数で可決された。反対票を投じたのはいずれも野党・共和党の議員だった。

予算案は10月1日から始まる新年度の支出を、11月17日までの45日分まかなう内容。政府機関閉鎖の事態は当面、回避されることになった。

与党・民主党の上院トップ、シューマー院内総務は議場で「国民はこれで安どのため息をつくことができる。政府機関はもう閉鎖されない」と述べ、議員らの超党派の協力に感謝の意を表した。

バイデン大統領は声明で予算案の議会通過を歓迎する一方、下院で続いたぎりぎりの攻防について、共和党が仕組んだ危機だったと非難した。また、民主党が求めたウクライナ支援が予算案から外されたことを受け、追加支援の資金を確保する別の法案を可決するよう議会に呼び掛けた。

上院の与野党指導部は、数週間以内にウクライナ支援の法案を採決にかけると約束する声明を発表した。支援の除外に異議を唱えていた民主党のマイケル・ベネット上院議員は、これを受けて賛成票を投じたことを明らかにした。

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