危険な巨大カタツムリ「アフリカマイマイ」発見、米フロリダ州で防疫措置

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侵襲的外来種の巨大カタツムリ「アフリカマイマイ」が米フロリダ州で目撃された/Joe Raedle/Getty Images

侵襲的外来種の巨大カタツムリ「アフリカマイマイ」が米フロリダ州で目撃された/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米フロリダ州農務・消費者サービス局は20日、同州ブロワード郡で侵襲的外来種の巨大カタツムリ「アフリカマイマイ」が目撃されたことを受け、防疫措置を講じたと発表した。

発表によると、アフリカマイマイは今月に入り、同郡のミラマール地区で発見された。防疫措置に基づき、農務省の許可なくアフリカマイマイや土、堆肥(たいひ)、庭のごみなどを含む植物を対象地域から持ち出したり持ち込んだりすることは禁じられる。

州当局が公開した地図によると、防疫対象圏内には2カ所の処理区画が設けられた。

州農務省は住宅での使用が許可されているメタアルデヒド系のカタツムリ類駆除剤を使用する計画。

アフリカマイマイは昨年、パスコ郡のニューポートリッチー地区でも発見され、同地区で防疫措置が講じられていた。

アフリカマイマイは少なくとも500種の植物を食べるほか、しっくいやプラスチックのリサイクル容器、看板まで食い破る。カルシウムの殻は、ひいた車のタイヤをパンクさせるほど先端が鋭い。

「このカタツムリはフロリダの農業や自然環境に壊滅的な影響を与えかねない」と農務省は指摘。さらに、髄膜炎を引き起こす広東住血線虫が寄生していて、人の健康リスクを生じさせることもあるとしている。

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