対人距離の確保はもう不要 米CDC、新型コロナ対策の方針転換

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新型コロナワクチンを接種する人=5月5日、米ロサンゼルス/Frederic J. Brown/AFP/Getty Images

新型コロナワクチンを接種する人=5月5日、米ロサンゼルス/Frederic J. Brown/AFP/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は11日、新型コロナウイルス対策のガイドラインを改訂し、隔離やソーシャル・ディスタンシング(他人との距離の確保)といった行動制限から離れて、重症者を減らすことに重点を置く方針を打ち出した。

改訂版のガイドラインでは、感染リスクを抑えるために他人との間に6フィート(約1.8メートル)以上の距離を置くべきとしたソーシャル・ディスタンシングの勧告がなくなった。

パンデミック(世界的大流行)が始まった当初から続けてきたこの方針の転換は、2年以上を経て、状況が大きく変化したことを物語る。米国ではほぼ全国民が、ワクチン接種や過去の感染、あるいはその両方を経て、少なくともある程度の免疫を獲得した。

CDCの専門家は11日、「このパンデミックの現在の状況は、過去2年間の状況とは大きく異なる」と語った。

新しいガイドラインでは、接触者の特定は病院や介護施設入所者など高リスクグループに限定すべきだと規定。介護施設や刑務所などリスクの高い特定の環境を除き、定期的な新型コロナ検査を重視しない方針を示した。

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