米国の風力発電量、初めて2位に浮上 原子力と石炭上回る

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米エクセル・エナジーの風力発電/Joe Amon/Denver Post/Getty Images

米エクセル・エナジーの風力発電/Joe Amon/Denver Post/Getty Images

(CNN) 米国の電力供給量に占める風力発電の割合が、米エネルギー情報局(EIA)で統計を取り始めて以来、初めて2位に浮上した。

EIAが確認したE&Eの報道によると、風力発電量は3月29日に2000ギガワット時を突破し、原子力や石炭による発電量を上回った。ただ、依然として天然ガスによる発電量は下回っている。

昨年の風力発電量は年間約380テラワット時で、天然ガス、石炭、原子力発電に次いで4位だった(テラワットはギガワットの1000倍)。

それでも米国の風力発電は、ドイツに比べるとまだ大きく後れを取っている。

エネルギー調査会社ライスタッド・エナジーの6日の発表によると、ドイツの風力発電量は2月だけで過去最高の20.6テラワット時を記録。2月の発電量全体の45%を占めた。

EIAの統計によると、2020年の時点で電力供給量に占める風力の割合はドイツが24%、米国は8%だった。

欧州連合(EU)と英国は20年、合わせて電力の約49%を再生可能エネルギーで発電できる能力をもっていた。これは米国の25%のほぼ2倍にあたる。

米政権は再生可能エネルギー発電で欧州に追いつこうと、洋上・陸上を合わせて100以上の風力発電プロジェクトを計画している。

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