バイデン米大統領、外交努力の継続を明言 ウクライナ情勢めぐり

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バイデン米大統領が演説、「米国や同盟国はロシア人の脅威ではない」

(CNN) 米国のバイデン大統領は15日、世界がロシアのプーチン大統領が隣国のウクライナに対する侵攻を指示するのかどうかを見守るなか、外交努力を継続すると述べた。バイデン氏はまた、ロシアによるウクライナへの攻撃は、圧倒的な国際社会からの非難を受けることになると警告した。

バイデン氏はホワイトハウスで演説し、ロシアの人々に対して、米国や同盟国はロシア人にとっての脅威ではないと述べ、欧州での紛争を回避するためロシアと外交を行う余地は十分にあるとの見方を示した。

バイデン氏は、米国や北大西洋条約機構(NATO)はロシアにとっての脅威ではないとし、ウクライナもロシアにとっての脅威ではないと述べた。ロシアの不安定化を目指していることはないとし、「ロシアの人々へ、あなたがたは我々の敵ではない」とも述べた。

米ホワイトハウスで演説を行うバイデン氏=15日/Alex Brandon/AP
米ホワイトハウスで演説を行うバイデン氏=15日/Alex Brandon/AP

バイデン氏は、ロシアの人々が、歴史的、文化的に深いつながりを共有しているウクライナやウクライナの人々への破滅的な戦争を望んでいるとは思わないと語りかけた。

バイデン氏は、もしロシアが数日後、数週間後に侵攻を行えば、ウクライナの人的代償は甚大なものとなり、ロシアにとっての戦略的コストも甚大なものとなると警告。世界はロシアが不必要な死と破壊を選択したことを忘れないだろうと指摘した。

ロシア側が公に協議の継続を発表したことを受け、バイデン氏は外交努力が今回の危機的状況の解決につながるとの前向きな姿勢を示した。バイデン氏は「我々は成功のためのあらゆる機会を外交努力に与えるべきで、わたしはそれぞれの安全保障上の懸念に対処するための現実的な方法があると信じている」と述べた。

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