米富豪による少女性的虐待事件、元恋人のマクスウェル被告に有罪評決

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マクスウェル被告に有罪評決

(CNN) 米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告による少女への性的虐待事件に1994年から2004年にかけて関与したとしてエプスタイン被告の元恋人ギレーヌ・マクスウェル被告(60)が訴えられていた裁判で、米ニューヨークの連邦地裁の陪審団は、同被告の6件の罪状のうち5件について有罪とする評決を下した。

マクスウェル被告は、未成年者の性的人身売買、犯罪となる性行為をさせる目的での未成年者の輸送、さらに3件の共謀の計5件の罪状について有罪とされたが、未成年者に違法な性行為を行う目的での渡航をそそのかした罪については無罪となった。

マクスウェル被告は、最長65年の禁錮刑を科される可能性があるが、評決が読み上げられた時は特に反応は示さなかった。アリソン・ネイサン判事は判決日を設定しなかった。

有罪評決を聞くマクスウェル被告=29日/Christine Cornell
有罪評決を聞くマクスウェル被告=29日/Christine Cornell

検察は、マクスウェル、エプスタイン両被告は共謀して、1994年から2004年にかけてニューヨーク、フロリダ、ニューメキシコ、米領バージン諸島で、若い女性たちをエプスタイン被告との性的関係に誘い込む計画を立てたと主張した。裁判では4人の女性が、エプスタイン被告が彼女たちを虐待し、マクスウェル被告も虐待を助長したり、時に虐待に参加したと証言した。

一方、マクスウェル被告の弁護団は、マクスウェル被告はエプスタイン被告の違法行為の「身代わり」にされたと主張し、さらにエプスタイン被告に性的虐待を受けたと主張している女性たちの記憶や動機に疑問を呈した。

弁護団は、マクスウェル被告の無実を信じており、評決には非常に失望したとして、控訴する構えだ。

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