ファウチ氏、米の入国制限擁護 オミクロン株対策の時間稼ぎ

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米ニューアーク空港を利用する旅行客ら/Spencer Platt/Getty Images

米ニューアーク空港を利用する旅行客ら/Spencer Platt/Getty Images

(CNN) 米国のファウチ大統領首席医療顧問(米国立アレルギー感染症研究所長)は1日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の感染対策で米国が発動した複数のアフリカ諸国に対する入国制限に触れ、同変異株への対応策を錬るのに必要な時間を確保するための措置との立場を示した。

米ホワイトハウスでの新型コロナ対策に関する記者会見で述べた。博士は入国や渡航規制がオミクロン株の米国への到達を防げる手段とは「誰も考えていない」とも指摘した。

入国制限や渡航規制は暫定的な措置と受け止めているとも説明。オミクロン株感染の性質や感染力の特徴を把握するための時間をねん出するための方途と位置づけた。

「心配するなと言って何の準備もせず、そのうち目の前で突然、思わぬ事態が展開するようなことが起きないよう望んでいるだけだ」とも続けた。

ファウチ氏はオミクロン株の感染者が米国で初めて確認されたことも発表。南アフリカから先月22日にカリフォルニア州に到着した旅行者で、同29日に陽性診断を受けていた。

オミクロン株の出現で、南アフリカなどアフリカ南部諸国からの入国規制は世界規模で広がり、同国などは反発している。

国連のグテーレス事務総長は29日、入国や渡航規制は容認出来ないとし、「旅行のアパルトヘイト(人種隔離)」との表現も使った。国連での記者会見で述べた。

南アフリカがオミクロン株の存在を初めて知らせた国との事実に触れながらも、「受け入れがたいのは世界経済のなかで最も脆弱(ぜいじゃく)な地域の一つが締め出される非難を被っていることだ」と主張した。

「安全な旅行を図る手段はあるわけで、言わせてもらうのなら旅行のアパルトヘイトのような状況を避けるためこれらの手段を使うべきだ」と続けた。

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