消防士2300人が「病欠」、公務員のワクチン接種義務付け発効の米NY市

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接種義務発効のNY市で、消防士2300人が「病欠」の連絡を入れた/Michael M. Santiago/Getty Images

接種義務発効のNY市で、消防士2300人が「病欠」の連絡を入れた/Michael M. Santiago/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク市で働く職員に対する新型コロナウイルスワクチンの接種義務付けが発効した1日、ニューヨーク市消防局(FDNY)の消防士2300人が病欠となったことがわかった。FDNYのダニエル・ニグロ総監が記者会見で明らかにした。

FDNYの広報担当によれば、通常は、病欠の連絡をする職員の数はいつでも800~1000人だという。

ニグロ総監は、病欠の連絡の多くはワクチン接種義務付けに対する抗議だと述べた。

ニグロ総監は「もし、あなたが病気なら、それは病気だ。危険な仕事だ。それは理解している。もし、あなたが病気でないなら、仕事に戻るところが見たい」と述べた。

市警や消防局の組合がワクチン接種義務化に反発しており、市当局者からは人員不足に対する懸念が出ていた。

ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は記者会見で、1日時点で、ワクチン接種義務の規則に従わなかったために約9000人の市職員が無給休暇となっていると明らかにした。職員全体の人数は37万8000人。デブラシオ市長は公共の安全が脅かされることはないと述べた。

デブラシオ市長は、消防をはじめとする各部署で不適切に病欠を利用している人々は非常に深刻な結果に直面していると述べた。

ニグロ総監によれば、全部で350ある消防隊のうち18隊が稼働していない。ただ、閉鎖された消防署はないという。

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