米国務長官、アフガンからの米軍撤退を擁護 議員からは混乱に対する怒りの声も

ブリンケン国務長官/Ting Shen/Xinhua News Agency/Getty Images

ブリンケン国務長官/Ting Shen/Xinhua News Agency/Getty Images

(CNN) 米国のブリンケン国務長官は13日、議会下院の外交委員会が行ったバーチャル形式の公聴会に出席し、バイデン政権によるアフガニスタンからの米軍撤退を擁護した。米国人を退避させる活動は米史上最長の戦争を終わらせる取り組みとなっていたが現地は大混乱に陥り、議員らからは厳しい批判の声が上がった。

連邦議会でアフガン撤退について政権メンバーが公式に説明を行ったのは、今回のブリンケン氏が初めて。公聴会では共和党議員が撤退を「完全な失敗」、「裏切り行為」と非難した。

ブリンケン氏は米軍駐留を延長しても結果にほとんど違いはなかっただろうと示唆。またトランプ前政権との連携がほぼなく、イスラム主義勢力タリバンとの間で合意していた5月の撤退期限だけを引き継いだと指摘した。

「我々は撤退期限を引き継いだが、それを実施する計画は引き継がなかった」(ブリンケン氏)

バイデン政権が問題を引き継いだ時点でタリバンの軍事的地位は9・11同時多発テロ以降で最も強大になっていたとも同氏は説明。トランプ前政権はタリバンと直接交渉し、上位クラスの軍司令官を含むタリバンメンバー5000人を釈放する一方、アフガン駐留米軍の規模を9・11以降最小レベルに削減しつつ5月までの撤退を約束していたと述べた。

ブリンケン氏は用意していた発言に沿って、今回の撤退が同盟国と協力して実行した米軍史上最大の空輸作戦だったと強調。「類まれな取り組み」で、退避を望んでいた米国人とアフガン人の「ほぼ全員」をアフガニスタンから出国させたと主張した。

しかし下院外交委員長を務める民主党のグレゴリー・ミークス議員は、アフガニスタン国内にまだ帰国を望む米国人が100~200人残っていると懸念を表明。彼らとアフガン人の協力者らの退避を国務省がどのように完了するつもりなのか疑問を呈する場面もあった。

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