米ユタ州、子どもにKN95マスクを配布へ デルタ株猛威で

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新型コロナ患者のケアにあたる臨床医ら=7月30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Mario Tama/Getty Images

新型コロナ患者のケアにあたる臨床医ら=7月30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Mario Tama/Getty Images

(CNN) 米国でデルタ株と低いワクチン接種率の影響で新型コロナウイルスが再び流行するなか、ユタ州のコックス知事は5日までに、若すぎてワクチンの接種ができない子どもたちを保護するため、希望者を対象にKN95マスクを配布する考えを明らかにした。

コックス知事は「州内の希望するすべての子どもにKN95マスクを配布するようチームに指示を出した」と述べた。

コックス知事は、現在マスクを購入しているとし、子どもたちや子どもたちにマスクを着用させたいと望んでいる親が負担なしにKN95マスクを利用できる機会を得られるよう学校に届けるという。

コックス知事は、知事にも学校にもマスクの着用を義務付ける権限はないとしたうえで、地元の保健当局や選挙で選ばれた役職者は学校に対して30日ごとに、マスク着用の義務を決定できると指摘した。

コックス知事は、新型コロナウイルスの流行はワクチン未接種の人々の中での流行だとし、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人がワクチン未接種の人を助けるためにマスクを着用しなければならないことにいら立ちを感じると述べた。

米保健福祉省(HHS)のデータによれば、今月2日は2月27日以降で初めて新型コロナウイルスによる入院患者が5万人を超えた。

入院数5万625人は1カ月前の3倍超の人数で、当時の入院数は約1万6000人だった。

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