米軍制服組トップ、トランプ氏の「クーデター」懸念していた 新著明かす

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トランプ氏は「典型的な独裁的指導者」というのが、ミリー氏の見立てだったという/Drew Angerer/Getty Images

トランプ氏は「典型的な独裁的指導者」というのが、ミリー氏の見立てだったという/Drew Angerer/Getty Images

著者らは、連邦議会議事堂襲撃が起きた今年1月6日までの数日間、ミリー氏がトランプ氏からの出動要請について懸念していたと記す。自身のスタッフに対し、トランプ氏が騒動を煽り、反乱法発動の口実にする可能性を伝えたとされる。

ミリー氏はトランプ氏について、「典型的な独裁主義の指導者で、失うものがない」と分析していたと、著者らは指摘する。大統領選で不正があったとするトランプ氏の虚偽の主張に対しても、ナチスのヒトラーの言説に通じるところがあるとの見方を側近らに示していたという。

レオニグ氏とラッカー氏は、同書を執筆するにあたって140人を超える人物に取材した。ほとんどは匿名で、当時起きたことや会話の内容を率直に語った。ミリー氏の言葉は広く引用されており、本人も崩壊の瀬戸際にあると思われた民主主義を守ろうとした人物として肯定的に描かれている。

トランプ氏は最近、バイデン政権下でも同職にあるミリー氏を激しく非難していた。

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