犬を連れた米国渡航、狂犬病の高リスク国からは持ち込み停止 米CDC

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米CDCが狂犬病の蔓延している国からの犬の持ち込みを一時的に停止すると発表した/AFF-USA/Shutterstock

米CDCが狂犬病の蔓延している国からの犬の持ち込みを一時的に停止すると発表した/AFF-USA/Shutterstock

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は14日、狂犬病が蔓延(まんえん)している100カ国以上の国からの犬の持ち込みを一時的に停止すると発表した。海外での保護活動やブリーダーによる輸入、ペットを連れて入国する飼い主などに影響が及ぶ可能性もある。

今回の停止措置は、新型コロナウイルスの流行や、犬を安全に係留できる施設の不足、感染した犬が持ち込まれる事案が相次いだことなどによる。対象となるのは高リスク国から持ち込まれる全ての犬で、子犬や介助犬、米国から渡航して帰国する犬なども含まれる。

CDCの専門家によると、持ち込み停止は長期的な措置ではなく、当初は12カ月間を見込んでいる。

狂犬病は人が感染すれば99%以上の確率で死に至る。ワクチンで予防することは可能だが、確立された治療法はない。

新型コロナウイルスの影響で動物や人のワクチン接種が混乱し、狂犬病に感染した犬が持ち込まれるリスクはかつてなく高まっていると専門家は説明する。

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