犬が北極圏の氷原で1週間以上迷子に、砕氷船が無事保護 ロシア

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砕氷船の乗組員に救助されたサモエド犬のアイカ/From Gazpromneft-Yamal

砕氷船の乗組員に救助されたサモエド犬のアイカ/From Gazpromneft-Yamal

(CNN) 北極圏の氷原を1週間以上もさ迷っていた飼い犬が、ロシアの砕氷船に発見され、無事保護された。ロシア国営メディアが伝えた。

国営放送ロシア1によると、同国北部ミスカメンニ付近の氷原で、砕氷船アレクサンドル・サンニコフの乗組員が1匹のサモエド犬を発見した。

船長が同局に語ったところによると、オビ湾の石油基地に向かって氷原を航行中、この犬が舷側に近寄ってきたという。

保護されたのは「アイカ」という名の白いメス犬だった。動画には、尻尾を振りながら氷の上を慎重に歩く姿が映っている。乗員がはしごを下ろすと、アイカは自分で船に上がってきたという。

乗員が携帯電話を使って地元と連絡を取った結果、ミスカメンニに住む飼い主が見つかった。

飼い主によると、アイカは散歩中に逃げ出して行方が分からなくなっていた。もし同船に助けられなければ生きていられなかったかもしれないと飼い主のスベトラーナ・チェレシュネバさんは語り、「この犬は私たちがいなければどこへも行かなかった。どうやってあそこまで行ったのか全く分からない」と首をひねっている。

サモエドはフサフサの白い毛をした牧畜犬で、ロシア北部やシベリアを原産とする。

犬は過酷な環境でも生き延びられる能力で知られる。2019年にはタイの沖合い約220キロの海上にある石油基地で、1匹の犬が発見されていた。

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