ショッピングモールで相次ぐ銃撃、凶悪犯罪急増の米アトランタ

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アトランタのショッピングモールで警備員が銃撃されて重体となった/WXIA

アトランタのショッピングモールで警備員が銃撃されて重体となった/WXIA

(CNN) 米ジョージア州アトランタのショッピングモールで警備員が銃撃されて重体となる事件があり、警察が捜査を行っている。アトランタでは銃撃事件が後を絶たず、当局が危機感を募らせている。

当局によると、富裕層の多いバックヘッド地区にあるレノックススクエアで13日午後8時半ごろ、何者かが発砲したとの通報があり、アトランタ警察が出動した。目撃者は駆け付けた警官に対し、警備員1人が撃たれたと証言した。

被害者は40代の男性で、胴体を撃たれていた。目撃者は、容疑者2人が銃を持ってこの男性に近づいたと話しているが、発砲に至った経緯は分かっていない。

全米の統計をまとめている団体によると、銃暴力による負傷者は今年に入ってこれまでに1万7000人を超えている。アトランタ市内や近郊のショッピングモールでは、ほかにも過去1週間で2件の銃暴力事件が相次いでいた。

CNN提携局のWXIAによると、グリーンブライアモール付近では8日夕、2人が銃撃されて入院した。その2日後には同州モロウのサウスレイクモールで、口論が発端となって銃弾少なくとも25発が発砲される事件があった。

13日の事件では、捜査当局が目撃者から得た情報をもとに容疑者の逃亡先を特定。一帯の捜索を行った結果、容疑者2人を発見して15歳の男と15歳の女を殺人未遂などの容疑で逮捕した。

アトランタ市で相次ぐ凶悪犯罪について、ケイシャ・ランス・ボトムズ市長は「新型コロナ犯罪の波」と呼んで危機感を募らせていた。アトランタ警察が発表した5月下旬の統計によると、殺人事件は前年同時期に比べて約63%増、2019年に比べると43%増加した。

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