地下鉄車内でFBI捜査官が乗客に発砲、殺人未遂で起訴

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米首都ワシントンの地下鉄車内で乗客を銃で撃ったFBI捜査官が逮捕、起訴された/Katherine Frey/The Washington Post/Getty Images

米首都ワシントンの地下鉄車内で乗客を銃で撃ったFBI捜査官が逮捕、起訴された/Katherine Frey/The Washington Post/Getty Images

(CNN) 米首都ワシントンの地下鉄車内で昨年末、乗客を銃で撃った連邦捜査局(FBI)の特別捜査官が1日、殺人未遂や暴行の罪で逮捕、起訴された。

FBIの管理職を務めるエドゥアルド・バルディビア被告(37)は昨年12月15日午前6時すぎ、出勤途中の地下鉄車内で乗客の男性を撃ち、重傷を負わせた。

検察によると、バルディビア被告は男性に金をせびられて、手持ちがないと断った。男性は立ち去りながら暴言を吐き、同被告が注意すると引き返して被告に迫った。この時点で2発の発砲があったとされる。

被告の弁護士は、男性が至近距離で攻撃的な行動を取り、被告の銃を奪う恐れがあったと主張。被告が服務中に発砲したことはそれまでなかったとして、男性との暴力的な衝突を避けるために撃ったのは明らかだと述べた。被告は暴力に対応する訓練と経験に基づき、適切な判断を下したとも強調した。

これに対して検察は、男性が武装してなかったこと、銃弾を受けて脾臓(ひぞう)と結腸、すい臓を摘出したことを指摘している。

5月27日の大陪審で起訴が決まり、28日に逮捕状が出ていた。次回は今月11日の公判に出廷する予定。殺人未遂で有罪となれば、最大で禁錮30年の刑を言い渡される。

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