クマ2頭の胃の中から人間の遺体、死亡した女性か 米コロラド州

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米コロラド州で女性を襲ったとみられるクロクマ2頭の胃から、人間の遺体が見つかった/Colorado Parks and Wildlife

米コロラド州で女性を襲ったとみられるクロクマ2頭の胃から、人間の遺体が見つかった/Colorado Parks and Wildlife

(CNN) 米コロラド州公園・野生生物局は、同州南西部デュランゴで女性を襲ったとみられるクロクマ2頭の胃の中から、人間の遺体が見つかったと発表した。

同地では4月30日に39歳の女性の遺体が見つかっていた。遺体にはクマに襲われた痕跡があり、現場にはクマのふんや毛が残されていた。

その後当局は、女性の遺体の近くで子グマ2頭を連れた母グマを発見。再び人を襲う可能性があると判断して、3頭とも殺処分した。

3頭のクマの解剖を担当した病理学者によると、3頭とも健康状態は良好で、十分な脂肪を蓄えており、病気の兆候もみられなかった。ただ、母グマと子グマのうち1頭の胃の中から、人間の遺体が見つかった。

クマが人間の遺体を食べた理由は不明だが、当局者によれば、クマは自分たちの食料源を人間に阻まれると攻撃的になることがある。「人間に対する恐怖心を失ったクマは危険な動物だ。この母グマは子どもたちに、人間は恐れたり避けたりすべきものではなく、食料源だと教えていた」と当局者は説明する。

同州ラプラータ郡検視局は、クマの胃の中から見つかった遺体の身元を確認するとともに、死亡した女性の検視を行っている。

コロラド州でクマが人を襲うことは極めて稀(まれ)で、同州公園・野生生物局によれば、過去には1971年、1993年、2009年に人が襲われて死亡した記録がある。

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