テスラ車が衝突事故、乗車の2人死亡 運転席は無人 米テキサス州

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EV大手テスラの「モデルS」が衝突事故を起こし、乗車していた2人が死亡した/Scott Engle

EV大手テスラの「モデルS」が衝突事故を起こし、乗車していた2人が死亡した/Scott Engle

ニューヨーク(CNN Business) 米電気自動車大手テスラの乗用車「モデルS」が17日に衝突事故を起こし、乗車していた2人が死亡した。警察によると、運転席には誰も座っていなかった。

テキサス州ハリス郡の警察によると、事故は同州ヒューストン郊外のスプリングで発生し、助手席に乗っていた1人と後部座席の1人が死亡した。衝突した時、運転席は無人だった。

しかしテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は19日、これまでに回収されたデータログに基づき、同車に搭載されている「オートパイロット」機能は作動していなかったとツイートした。データログの具体的な内容などは明らかにしていない。

マスク氏はさらに、この車はより高度な「フルセルフドライビング(FSD)」機能を装備していなかったと説明。「しかも標準的なオートパイロットを作動させるにはそのための車線を必要とする。だがこの道路にはそれがなかった」とツイートしている。

死亡したのは69歳と59歳の男性で、車は2019年製のテスラモデルSだった。カーブを曲がり切れずに道路からはみ出して木に衝突したと思われる。警察はまだ捜査中で、どのくらいのスピードが出ていたのかは不明だが、高速で走行していたことを裏付ける証拠があるという。

テスラのオートパイロットは、運転手を補助して車線内を走行したり、前方の障害物をよけるために減速したり停止したりする機能。テスラのウェブサイトでは、「現在の機能はドライバー自身が車を監視する必要や責任があり、完全自動運転ではありません」と説明している。

しかしマスク氏は17日、事故が起きるわずか数時間前のツイートで、オートパイロット機能は人間の運転よりずっと安全だと主張、「オートパイロットを作動させたテスラが事故を起こす確率は、平均的な車の10分の1に近づいている」と述べていた。

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