銃暴力の動画制作の男性、仕事中に銃撃され死亡 米フィラデルフィア

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米フィラデルフィアで銃暴力被害に関する動画を制作していた男性が銃撃されて死亡した/KYW

米フィラデルフィアで銃暴力被害に関する動画を制作していた男性が銃撃されて死亡した/KYW

(CNN) 米ペンシルベニア州フィラデルフィアで、銃暴力の被害実態を伝える動画を制作していた男性が、仕事中に銃撃されて死亡した。

CNN提携局のWPVIによると、死亡したアントニー・メリエットさん(55)は29日夜、自分のワゴン車から機材を取り出している時に、何者かに銃撃された。メリエットさんは銃暴力の犠牲者の遺族にインタビューを行っていた。

メリエットさんはプロダクション会社で働き、ネットフリックスで配信する暴力反対の動画を制作していた。

警察によると、メリエットさんは全身に複数の銃弾を浴び、搬送先の病院で死亡が確認された。

この事件に関連して容疑者は逮捕されておらず、武器も見つかっていない。

フィラデルフィア警察によると、メリエットさんは2021年にフィラデルフィアで起きた殺人事件の119人目の犠牲者だった。同市では今年に入って殺人事件が急増しており、前年同期の93件に比べると28%増加。これほどのレベルに達したのは2007年以来だった。

同市議会の銃暴力防止特別委員会は30日、殺人事件の急増に対する対策についてのオンライン公聴会を開いた。この中でケニヤッタ・ジョンソン議員は同市の銃暴力を「疫病」と呼び、「選挙で選ばれた公職者として、2人のアフリカ系米国人の若者の父親として、この事態は一切容認できない」と訴えた。

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