米コロナ禍、33秒に1人が死亡 ワクチン配布も進まず

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新型コロナの検査とワクチン接種の施設前に行列=12月30日、ロサンゼルスのリンカーンパーク/Frazer Harrison/Getty Images

新型コロナの検査とワクチン接種の施設前に行列=12月30日、ロサンゼルスのリンカーンパーク/Frazer Harrison/Getty Images

(CNN) 米ジョンズ・ホプキンス大学は5日までに、国内で死亡した過去1週間の新型コロナウイルス感染者数について、1日当たり平均2637人だったことを明らかにした。33秒に1人が亡くなった計算になる。

昨年12月の新型コロナ死者数は7万7572人で、パンデミック(世界的大流行)以降の月別の人数で最多となった。新規感染者や入院患者は増加しており、今後も死者数は一段と増える公算が大きい。

新型コロナの追跡プロジェクトによれば、今月4日に入院している患者はパンデミック以降最多の12万8210人。過去1週間の新規感染者は1日当たり平均21万3437人で、ホリデーシーズンの集まりが主な原因だったと専門家はみている。

こうした数字は今後も増え続ける見通しだ。米運輸保安庁(TSA)は、3日に保安検査を通過した旅行者の数が130万人を超えたことを明らかにした。今回のパンデミックでの最多記録となる。

追跡プロジェクトによると、過去1週間で新規感染者が16%急増した一方、検査件数は11.65%減少している。

新型コロナワクチンは約1540万回分が国内に配布されているが、初回分を受け取ったのは450万人にとどまる。米疾病対策センター(CDC)が4日に明らかにした。

これは当局者らによる当初の期待を大きく下回る状況であり、集団免疫の獲得にはまだ何カ月もかかることを意味する。

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