米コロナ死者数、トランプ大統領の「誇張」説に医務総監が反論

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米医務総監、新型コロナの死者数を「疑う理由なし」

ワシントン(CNN) 新型コロナウイルス感染による米国での死者数について、トランプ大統領が当局の発表は「誇張」されていると主張したのに対し、アダムス医務総監は発表の人数を「疑う理由はない」と反論した。

トランプ氏は3日のツイートで、米国の「中国ウイルス」感染者と死者の数は他国に比べ、疾病対策センター(CDC)の「ばかげた」集計方式のせいで大きく誇張されていると主張。他国は「意図的に、非常に不正確な低い」数字を発表していると述べた。

アダムス氏は同日、CNNの番組でこの発言について問われ、人数は正確との見解を示した。さらに「死者数だけの問題ではないことを、国民はしっかり認識する必要がある」と指摘し、入院患者の急増で病院の収容能力が限界に達しつつあるなど、幅広い影響が及んでいると説明。「ゴールは見えていること、そこへ向けて走り続けなければならないことを理解してほしい」と訴えた。

国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長も同日、ABCニュースの番組で「死者数は事実だ」と述べ、各地で病床数や医療従事者が不足していることも「事実だ。偽情報ではない」と強調した。

トランプ氏はその後のツイートで、ファウチ氏の仕事ぶりに国民の支持が集まっていることに不満を示し、同氏は自身の部下なのに「私の仕事ぶりは全く評価されない」とつぶやいた。

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