バイデン氏、序盤の重要州ニューハンプシャーでリード
(CNN) 2020年に行われる米大統領選で民主党からの指名を争っている候補者のなかで、ジョー・バイデン前副大統領が序盤の重要州であるニューハンプシャー州でリードしていることがわかった。キニピアック大学の世論調査で明らかになった。
世論調査によれば、バイデン氏を支持した人の割合は20%。続いて、エリザベス・ウォーレン上院議員支持が16%、インディアナ州サウスベンド市長のピート・ブダジェッジ氏支持が15%、バーニー・サンダース上院議員支持が14%だった。そのほかの候補者はいずれも2けたの支持率には届かなかった。
バイデン氏が、ニューハンプシャー州を対象に行われた主要な世論調査で首位に立ったのは、7月上旬に発表されたCBSニュースとユーガブによる世論調査以来、初めて。
ニューハンプシャー州では今年、各候補が接戦を繰り広げている。CNNとニューハンプシャー大が行った世論調査ではサンダース議員とウォーレン議員が同水準の支持で先頭を行き、2人をバイデン氏とブダジェッジ氏が追っていた。CBSとユーガブによる10月上旬の世論調査ではウォーレン議員がリードしていた。
今回の世論調査は、前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏が8日にアラバマ州の予備選へ立候補するための書類を提出する前に始まっていた。このため、候補者リストにブルームバーグ氏の名前はなかった。8日から10日にかけて行った別の質問では、民主党予備選に投票する可能性の高いニューハンプシャー州の有権者の54%はブルームバーグ氏に投票しないと回答した。検討するは37%、支持するとした人の割合は2%だった。
今回の世論調査は11月に行われる討論会の出場者には影響を与えない。
調査は11月6日から10日にかけて民主党予備選に投票する可能性の高い有権者1134人を対象に行われた。誤差の範囲はプラスマイナス3.8ポイント。