民主党指名レース、バイデン前副大統領がリード キニピアック大調査
ワシントン(CNN) 2020年に行われる米大統領選への出馬に向けて民主党からの指名を争っている候補者のなかで、ジョー・バイデン前副大統領が支持率32%とリードしていることがわかった。キニピアック大学の調査で明らかになった。
バイデン氏の後には、エリザベス・ウォーレン上院議員(同19%)、バーニー・サンダース上院議員(同15%)が続いている。前回調査から全体的な支持率に大きな変動はなかった。
上位3人に続くのは、カマラ・ハリス上院議員(同7%)、ピート・ブティジェッジ・インディアナ州サウスベンド市長(同5%)、実業家のアンドリュー・ヤン氏(3%)。そのほかの候補者は全員支持率が1%以下だった。
バイデン氏は、トランプ大統領と対決した場合に勝つ可能性が最も高いとみられている。登録有権者の54%が、トランプ大統領との対決でバイデン氏を支持すると答えた。トランプ大統領を支持すると答えた人の割合は38%だった。
そのほかの候補者も一騎打ちでは優位に立っている。サンダース議員の場合、同議員に対する支持率は53%でトランプ大統領の支持率は39%だった。ウォーレン議員は52%対40%。ハリス議員は51%対40%。ブティジェッジ市長は49%対40%だった。
トランプ大統領への支持率は38%と横ばい。不支持率は56%だった。
トランプ大統領の政策で最も支持されているのは経済関係で46%が支持した。トランプ大統領の経済政策については一定の支持が集まっているものの、景気が良いと考える人の割合は減少した。景気が「素晴らしい」もしくは「良い」と考える有権者の割合は約60%と、今年6月の70%から減った。
一部では米経済のリセッション(景気後退)入りの可能性が示唆されている。
キニピアック大は8月21~26日、無作為に選んだ登録有権者1422人に電話で話を聞いた。誤差の範囲はプラスマイナス3.1パーセントポイント。