米マサチューセッツ州で「東部ウマ脳炎」 4人感染、1人死亡

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マサチューセッツ州で「東部ウマ脳炎」の患者が死亡した/Luis Robayo/AFP/Getty Images

マサチューセッツ州で「東部ウマ脳炎」の患者が死亡した/Luis Robayo/AFP/Getty Images

(CNN) 米マサチューセッツ州で今月、蚊が媒介するウイルス感染症「東部ウマ脳炎(EEE)」の患者が4人確認され、女性1人が死亡したことが分かった。

死亡した女性はボストンのタフツ医療センターで治療を受けていた。

同州ではこの患者の前に、60歳以上の男性2人と20代前後の男性1人が感染していた。

州内でEEEの患者が報告されたのは2013年以来初めて。州当局の専門家がCNNに語ったところによると、7月の気温が平年より高く雨も多かったため、蚊の体内でウイルスの増殖が加速したと考えられる。

さらに渡り鳥が変異ウイルスを広めた可能性もあるが、それを裏付けるための検査はまだ完了していないという。

これまでにフロリダ州とデラウェア州でニワトリからEEEウイルスが検出されたが、両州とも人への感染は確認されていない。

米疾病対策センター(CDC)によると、EEEの患者は毎年5~10人報告され、約3割が死に至る。インフルエンザのような症状に続いて脳に炎症が起き、重症化するとけいれんや昏睡(こんすい)状態に陥る。

CDCは感染地域の住民に、虫よけを使ったり夜間の外出を控えたりするよう注意を呼び掛けている。

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