熱波警告で車内でビスケット焼き実演 米国立気象局

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米国家気象局の職員が車内でビスケットを焼く実験を披露/National Weather Service Omaha

米国家気象局の職員が車内でビスケットを焼く実験を披露/National Weather Service Omaha

(CNN) 米国北東部や中西部が今後数日内に深刻な熱波に襲われるとの予報が出ている中で、ネブラスカ州オマハの米国立気象局の職員が19日、住民に熱波被害の危険性を訴えるため車を使い、太陽の熱だけでビスケットを焼く実験を披露した。

車内のダッシュボードに据えた天板にビスケット4個を置いた実験で、ツイッター上で焼き具合を逐次、報告。1時間後には天板の温度は約80度を記録。ビスケット上面は約67度、車の後部座席は約49度を示した。

4時間の経過後はビスケット上面はほぼ焼き上がった状態だったが、下部は生焼けのままだった。この間には太陽光線の角度に合わせるため車の向きを変えるなどの工夫もこらした。

実験開始から約8時間後にはビスケットの外側部分は食べられるほどの焼き加減となったが、中心部はまだ十分には焼けていない状態だったという。天板の気温は最高で85度に達していた。

今回の熱波は国土の3分の2を襲うともみられている。一部地域では約46度の高温も予想されている。涼しい生活環境の維持や十分な水分補給の他、子どもや動物を高温が発生する車内に放置しないことなどが勧告されている。

高温に包まれた車内に放置され、死亡する子どもの人数は毎年、平均で38人ともされている。

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