メルケル独首相、トランプ氏に「口撃」された女性議員に連帯

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ドイツのメルケル首相/JOHN MACDOUGALL/AFP/Getty Images

ドイツのメルケル首相/JOHN MACDOUGALL/AFP/Getty Images

(CNN) ドイツのメルケル首相は19日、トランプ米大統領が民主党の女性下院議員4人について人種差別的な発言をしたことに触れ、「米国の強さを損なう」発言だとの認識を示し、女性議員への連帯を表明した。

メルケル氏は首都ベルリンで記者会見を行い、「私はこの発言から決定的に距離を置き、攻撃された女性たちと連帯する」と表明。そのうえで「米国の強さはまさに、さまざまな国から来た人が米国民の力に寄与している事実にある」との見方を示した。

トランプ氏は非白人の女性議員4人に向け「犯罪のはびこる場所」に帰るべきだと述べたが、4人のうち3人は米国生まれで、残る1人は米国籍を取得している。

こうしたトランプ氏の発言について、メルケル氏は「私が強く信じる米国像の対極にある感情であり、米国の強さを損なうものだ」と強調した。

今週前半には英国でも、メイ首相がトランプ氏の発言を「全く受け入れられない」と批判。退任するメイ氏の後任候補であるジョンソン前外相とハント外相も批判に加わった。

一方、トランプ氏は問題の発言に関して謝罪しない姿勢を示し、人種差別的な内容ではないとの主張を繰り返している。16日にはツイッターで、自分の体に「人種差別主義者の骨」はないと述べた。

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