子宮から取り出された赤ちゃん、目を開ける 米妊婦殺害

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父親のヨバニ・ロペスさんに抱かれた赤ちゃん/Courtesy Cecilia Garcia

父親のヨバニ・ロペスさんに抱かれた赤ちゃん/Courtesy Cecilia Garcia

(CNN) 米イリノイ州シカゴで起きた妊婦殺害事件で、殺された母親の子宮から容疑者によって取り出された赤ちゃんが、目を開けたことが分かった。この赤ちゃんは地元病院に搬送された後、集中治療室で重体となっていた。

遺族を支援する神学生が20日に撮影した写真には、父親のヨバニ・ロペスさんに抱かれた赤ちゃんの姿が写っている。赤ちゃんは医療用の管を多数装着しており、父親の腕の中で眠っている様子だ。目を開けたのは撮影前後のことだった。

神学生はCNNの取材に、「ただひたすら祈っていたら目を開けてくれた」と明かした。父親は「神様、息子が目を開けました」と叫んでいたという。

事件では先月、19歳の妊婦マーレン・オチョアロペスさんが、シカゴの容疑者宅におびき出されて殺害された。

警察によると、容疑者の女はオチョアロペスさんの首を絞めて殺害したうえ、子宮から胎児を取り出した。裏庭のごみ箱からオチョアロペスさんの遺体が見つかり、警察は殺人容疑などで3人を逮捕・訴追した。

神学生は、全米から一家に寄り添う声が集まっていると語る。「事件について知った時はホラー映画のようだと感じた」「だが、彼女(マーレンさん)の悲劇に全国民が胸を打たれ、この一家に愛を注いでいる」

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