米F22、ロシア爆撃機と戦闘機をインターセプト アラスカ沖

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ロシア爆撃機と戦闘機計6機をインターセプト 米

ワシントン(CNN) 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は22日までに、アラスカ州沖に接近したロシアの爆撃機と戦闘機に対し、米軍のF22戦闘機がインターセプト(進路妨害)を行ったと発表した。

ロシア機の接近があったのは20日。NORADによると、核兵器を搭載可能なTu95爆撃機4機とSu35戦闘機2機が、アラスカ西岸沖の防空識別圏に進入した。これを米軍のF22戦闘機とE3早期警戒管制機が探知し、対応に当たった。

米側は最初の爆撃機2機をF22戦闘機2機で、続けてSu35とともに飛来した爆撃機を別のF22戦闘機2機でインターセプトした。この間、E3は全体の状況の監視を担っていた。ロシア機による領空侵入はなかったという。

ロシア国防省は21日、ツイッターで今回の件を確認。Tu95の発進は予定通りで、チュクチ海やベーリング海、オホーツク海の中立海域上空に加え、アラスカ西岸沿いやアリューシャン列島北岸沿いを飛行したとしている。

米当局はロシアの爆撃機の飛来について、潜在的な危機に備えた訓練の一環であるとともに、敵国に対する示威行為でもあると見ている。

米当局者によると、ロシアの爆撃機や戦闘機は近年、この一帯を年数回飛行し、米軍戦闘機やNORADの一部として活動するカナダの戦闘機によってインターセプトされていた。

今年1月には米軍のE3やF22、カナダのCF18戦闘機が、防空識別圏に入ったロシアのTu160戦略爆撃機を探知する出来事もあった。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]