監禁被害訴えた男性、不明の男児とは別人だった 米

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不明の男児名乗った男性、DNA鑑定で別人と判明

(CNN) 8年近く前に誘拐され、監禁されていたと訴える男性が米ケンタッキー州で保護された事件で、米連邦捜査局(FBI)は4日、DNA鑑定の結果、この男性は7年前にイリノイ州で行方不明になったティモシー・ピゼン君ではなかったことが分かったと発表した。

保護された男性は、オハイオ州のブライアン・マイケル・リニさん(23)と判明。リニさんは3日、ピゼン君の名を名乗り、自分を誘拐した男たちから逃げてきたと訴えていた。

当時6歳だったティモシー君は2011年5月、イリノイ州オーロラの学校から急用を理由に母親に連れ出された後、行方が分からなくなった。母親は3日後に遺体で発見された。

リニさんはオハイオ州との州境に近いケンタッキー州ニューポートで3日に発見され、警察に保護された。警察に事情を聴かれると、ティモシー・ピゼン君の名を名乗り、7年間にわたって2人の男に監禁されていたと話したという。

警察に通報した住民によると、リニさんは不安そうな様子で徒歩で車に近付いてきて「家に帰りたい。助けてください」と声をかけ、事情を説明したという。

警察はオハイオ州とケンタッキー州でリニさんが監禁されていたというホテルを探したが、手がかりは見つからなかった。

3日のニュースに希望をつないでいたピゼン君の親類は、「あの日がまた繰り返されたよう。ティモシーの父親はまたしても打ちのめされている」と肩を落とした。

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