NYT紙の匿名論説、米政権高官が相次ぎ執筆を否定

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NYT紙の匿名論説、誰が執筆したのか

ワシントン(CNN) 米政権内の「抵抗勢力」を名乗る高官が米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)に匿名で寄稿した論説をめぐり、トランプ政権幹部やその事務所が相次ぎ執筆を否定している。今回の件がホワイトハウスを深く揺さぶったことを示す展開といえそうだ。

ペンス副大統領、ポンペオ国務長官、コーツ国家情報長官、マティス国防長官といった当局者は軒並み声明などを出した。論説を執筆した高官は政権内の「抵抗勢力」の一員を自称し、トランプ氏の政策の一部や最悪の衝動を阻止する取り組みを進めていると主張している。

ペンス氏の側近は6日、ツイッターで「副大統領は自分の論説には名前を入れる。NYTと論説を書いた人物は恥を知るべきだ」と強調。ポンペオ氏は外遊先のインドで記者団に、論説は「私のものではない」と述べた。国防総省の報道官もCNNの取材に、マティス氏の論説ではないとしている。

ホワイトハウス高官はCNNの取材に、トランプ氏は強い言葉での否定を好んでおり、一連の声明や発言を注視していると指摘。発言内容は印刷され、大統領のもとに届けられているとも明かした。

声明などを出すよう正式の要請があったわけではないが、閣僚らはトランプ氏がこうした支援のメッセージを評価することを熟知しているという。

ホワイトハウス内では、今回の寄稿を受けて執筆者の割り出しが始まった。トランプ氏は論説の内容が「反逆」に当たる可能性があると示唆しており、誰が執筆したのかを知りたがっているという。

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