マケイン氏がトランプ氏批判、シリア撤退発言で「アサド政権が強気に」

2018.04.09 Mon posted at 16:58 JST

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ワシントン(CNN) 米共和党の重鎮マケイン上院議員は8日、トランプ大統領が内戦の続くシリアからの米軍の早期撤退を示唆したことで同国のアサド大統領が強気になったとの見方を示した。シリアでは反体制派の支配地域が7日に化学兵器で攻撃されたと伝えられているが、こうした動きもトランプ氏の発言がアサド政権を勢いづかせた結果だとマケイン氏は見ている。

マケイン氏は8日の声明で「トランプ大統領は先週、米国がシリアから早期に撤退するとの見通しを全世界に発信した」「アサド大統領とそれを支えるロシア、イランはこれを聞き、米国は何もしないと強気になった。伝えられるところによれば、アサド政権は罪のない人々、女性や子どもに再び化学兵器を使った攻撃を実施したという」と述べた。

トランプ大統領はこの声明の数時間前に、シリアで行われたとされる化学兵器による攻撃への非難をツイート。ロシアとイランが背後にいると主張し、「大きな代償を支払うことになる」と警鐘を鳴らしていた。シリアの現状に責任があるとしてロシアのプーチン大統領を名指しで批判したほか、オバマ前大統領の対シリア政策もやり玉に挙げた。

ただトランプ氏は先月、米国が「シリアから極めて早期に撤退する」との考えを示唆。これを受け今月5日には米軍幹部が、現時点で撤退に関する具体的なスケジュールは大統領側から提示されていないと説明していた。

昨年シリアが化学兵器を使用したとの疑惑が浮上した際、トランプ氏は同国の空軍基地に対するミサイル攻撃を行った。当時この決断を支持したマケイン氏は、今回もトランプ氏に対して同様の対応を呼び掛けている。声明では「アサド大統領が戦争犯罪の代償を支払うことになるのだとはっきり示すべきだ」と主張した。

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