出生時の性別で決める「トイレ法」、住民投票で否決 米アンカレジ

2018.04.09 Mon posted at 14:45 JST

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(CNN) 米アラスカ州アンカレジでこのほど、公共のトイレや更衣室を出生時に判定された性別に従って利用するよう規制する条例案が住民投票にかけられ、小差で否決された。

同様の「トイレ法」は2016年にノースカロライナ州が制定して物議を醸した。現在、米国内少なくとも6州の議会でも審議中とされるが、住民投票で成立の可否が決まった例はこれが初めて。

6日に発表された最新の非公式集計によると、アンカレジ初の郵送による投票で集まった約7万7000票のうち、賛成は47.3%、反対は52.7%。同時に実施された市長選では現職バーコウィッツ氏の当選が決まった。

アンカレジでは15年、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの市民らに対する差別を禁止し、本人が自認する性に基づいたトイレなどの使用を認める条例が、バーコウィッツ市長の署名で成立していた。

新たな条例案はこれを修正し、出生時の性別に基づくトイレを使うよう義務付ける内容。支持派は「女性や子どものプライバシーを守るため」と主張したが、トランスジェンダーの尊厳を訴える団体が反対運動を展開していた。

トランスジェンダーの権利を主張する全米規模の団体も、反対派の勝利を歓迎する声明を出した。

住民投票の最終結果は17日に市議会で承認される予定だ。

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